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アリって?

今や多くの人がアリの飼育を楽しむようになりました。
見た目がきれいなわけでもなく
触って可愛がれるわけでもないのに
いったい何がそんなに人々を惹き付けるのでしょう?



アリのどこがおもしろいのか?
普通のペットとどこが違うのか?
そんなアリの特徴と魅力についてご紹介します♪


☆家族で生活する☆

アリの最大の特徴は、コロニーと呼ばれる
時には数千匹にもなる大集団で生活する点にあります。

1つのコロニーは数匹の女王アリと多数の働きアリで構成されています。

アリのコロニーは1つの王国のようなもので
1匹1匹のアリにはそれぞれ役割があり
それぞれのアリが自分の仕事をすることで機能しています。

そんな王国を机の上のような小さなスペースで作らせて
じっくり観察できるのがアリ飼育の魅力です☆


☆アリの世界☆

実際にアリがどんな生活をしているのかをご紹介する前に
アリがどんな世界で生活しているのか
先に簡単に紹介しておきたいと思います。


アリは戦国時代のような世界で生活しています。
いつ隣の国が攻め込んでくるか分からない
そんな世界です。

なので、いつ攻撃されても大丈夫なように
万全の備えをしています。

どんな風に生活しているのかを図示してみました。



アリのコロニーはそれぞれ縄張りを持っています。
この図では、A国というアリの巣が
B国・C国という別のアリの巣と国境を接しています。

いつB国やC国が攻め込んでくるかわからないので
自分達の縄張りの境界線に
国境警備隊を配置して敵が攻めてこないか警戒しています。

その他には花やアブラムシの居る場所など決まった場所を守る守備隊や
そこを行き来して餌を集める餌取り部隊
そして、新しい餌を探しに行く探索部隊などがあります。


<別の国に攻撃された場合>

では、B国が攻めてきたらどうなるでしょうか?
この場合はいかに早く「仲間に情報を伝えられるか」が重要です。



国境警備隊がまず最前線に立って戦い
B国の軍隊を足止めします。
(いわゆる時間稼ぎです。)

その間に一部のアリが急いで巣に戻り
攻撃されていることを知らせます。

知らせを受けると
戦いのスペシャリストの兵隊アリや大型のアリが
迎撃部隊として出撃して国境を守りに行き
侵攻を食い止めます。

これらの対応をわずか数分で
小さなアリ達がしてしまうから驚きです(@o@)


<別の国を攻撃する場合>

さて、攻撃された場合の対応について見てきましたが
逆に別の国を攻撃する場合はどうでしょう?

絶対に勝てそうにもない強い国を攻撃して
負けてしまったら大損害です。

つまり、相手の国を攻撃する場合は、相手の国の「情報」が重要になります。



まず、偵察のアリが相手の国の強さを探りに行きます。
この偵察任務はたいてい小回りの効く小型のアリが行ないます。

そして、どうもあまり強い国ではないらしいということがわかると
攻撃部隊を呼び集めて領土を奪いに行きます。

たいていは餌のある場所など
価値のある場所を奪って占領します。

こうしてアリの王国は領土を拡大して大きくなっていきます。


攻撃したり、されたりといった仕事内容を見ていると
アリの働きアリはオスなのではないかと思ってしまいますが
実はみんなメスだったりします!
ずいぶんと勇敢な娘さん達ですね (^^;)

さて、ご紹介してきた通り、巣の外での仕事は危険なものばかりです。
若いアリがこのような仕事で死んでしまうと労働力の損失が大きいので
巣の外での仕事は余命の短い年老いたアリが行ないます。

つまり、普段足元を歩いているアリは
そのほとんどがあと1ヶ月くらいしか余命のない
おばあちゃんアリなんです。
ちょっと意外ですね!


ここまで、巣の外でのアリの仕事を見てきました。
どれもかなり興味深いものではありますが
あまりに広いスケールで行なわれるので
飼育下ではその一部しか観察することができません。
ぜひ外のアリがどんなことをしているのか観察してみて下さい◎


☆飼育下でも観察できる巣外での活動☆

飼育下では新しい餌を探しに行く探索部隊の活動を観察することができます。

探索部隊のアリは新しい餌場がないか
うろうろと探索するのが仕事です。

新しい餌場を見つけた時は
以下のようなことをして仲間にそのことを伝えます。


・口移しで餌をあげて餌の存在を教える

・道しるべフェロモンと呼ばれる匂いを餌場までの道につける
(餌場から巣に帰る時にちょんちょんをお腹の先端を地面につけて
 フェロモンを付ける様子が観察できます。)
・直接ひっぱって連れて行く



このようにして餌の場所が伝えられ
ゾロゾロと餌取り部隊が出て行くことで
皆さんがよく目にするアリの行列が作られます。


☆飼育下でも観察できる巣内での活動☆

さて、アリの巣の外での活動について紹介してきましたが
今度は飼育していて観察することもできる
巣内での活動について見て行きましょう。

まず、アリの巣の入り口には門番がいて
別の巣のアリが入り込んできたりしないかチェックしています。
巣の中の安全を守る大切な仕事です。

巣の外のアリや門番に守られた巣内はとても安全な環境です。
巣の中では若い働きアリが幼虫の世話や巣内の清掃、巣穴を掘る作業など
様々な仕事をこなして王国の活動を支えています。

働きアリが愛情を込めて(?)丁寧に幼虫を育てている様子は
頻繁に観察することができるので
目をこらして観察してみて下さい☆




<外敵に対する備え>

巣の外には攻撃に対する備えがしてあるという話をご紹介しましたが
実は巣の中にも外敵に対する備えがちゃんとされています。

例えば、飼育ケースで飼育しているコロニーの餌場に
敵として弱らせた昆虫を入れると
アリ達の防衛行動を観察することができます。


まず、外敵を発見したアリは以下のようなことをして
仲間に危険を知らせます。

・体を小刻みに地面に打ち付けて振動を出す

・警報フェロモンと呼ばれる特殊な匂いを出す

・大慌てで走り回る


このような動作をしながら
あっという間に仲間を呼び集めて、迎撃態勢を整えます。

迎撃部隊は、守りを固める防衛部隊(写真左の2匹)と
敵と戦う攻撃部隊(写真右の3匹)に分かれています。


防衛部隊は巣の入り口付近にガッチリと防衛ラインを固め
外敵が侵入して来ないように守るのが仕事です。

攻撃部隊は防衛部隊の間から
次々と巣外に飛び出して、命がけで敵と戦います。


こんな体制が出来上がっているだけでも、充分驚きに値しますが
アリの危機管理はさらに徹底していて
女王や幼虫などの重要な防衛対象を
より安全な巣の奥の方へと避難させることまで行なわれます。

働きアリが20匹以上いるようなコロニーでは
これらの行動を観察することができるので
観察に挑戦してみて下さい☆

※戦いの中で働きアリが大ケガをしたり、死んでしまうことがあるので
 戦わせる場合は昆虫を弱らせた上で
 働きアリが20匹以上いる大きいコロニーで行なって下さい。


☆女王アリ☆

そして、お待ちかね(?)の女王アリの登場です☆
女王アリは巣の中で唯一産卵して働きアリを増やすことができるアリです。
つまり、先ほどまで紹介してきた働きアリの母親ということになります。

女王アリの仕事は、ただひたすら卵を産むことという
一見地味に感じる仕事ですが
実はアリの生活の中では「仲間を増やす」という
一番大切な役割を担っています。

どんなに大きくて強いコロニーも
女王が死んでしまったら、仲間を増やすことができなくなって
滅亡してしまいます。
そのため、女王アリは巣の奥の一番安全な場所で
多くの働きアリに大切に大切に守られて生活しています。



女王アリの数は種によって様々で
1つのコロニーに女王アリが1匹だけの種類と
多女王性といって数匹の女王アリがいる種類があります。

多女王性のアリの代表的な種はクロナガアリです。
クロナガアリは何匹の女王アリから飼育を始めてもよく
女王アリの数が多ければコロニーが全滅するリスクも少なくなり
早く働きアリが増えるという利点があります。

女王アリの寿命は10年から長いものでは20年以上もあり
その間ひたすら卵を産んで巣の人口を支えます。

つまり、上手に育てることができれば
アリは10年以上も飼育を楽しめる生き物です☆
昆虫なのに寿命が何十年もあるなんてビックリですね!


☆個性☆

最後に、アリのコロニーの個性について、ご紹介します。
コロニーの”個性”と言われてもピンとこないかもしれませんが
同じ種類のアリであっても、餌の好みには少しずつ違いがあり
例えば、あるコロニーはコオロギが大好物なのに
別のコロニーは見向きもしないといった具合です。

また、コロニー毎に性格にも差が見られ
非常に神経質で敏感なコロニーから
おっとりしていてのんびり屋さんのコロニーまで、いろいろいます。

新女王アリにも子育ての上手い下手があって
子育てが下手な女王アリには子育て上手な働きアリを入れてあげないと
コロニーを大きくできないことさえあります。

飼育中のコロニーはどんなものが好きなのか
そして、どんな性格なのか、実験しながら探ってみて下さい☆



アリの社会について駆け足に見てきましたがいかがでしたでしょうか?
あの小さなアリが本当にこんなことしているのかと
半信半疑の方も多いと思います。
しかも、ここに紹介したのはアリの生活のごくごく一部・・・
ここから先はみなさんが発見していく番です☆
ビックリするような発見が待っているかもしれません◎

より詳しくアリのことを知るには飼ってみるのが一番です♪
飼い方はこちらで紹介しています☆

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